
環境への感心がたかまり、自然と人間がどのように関わっていくかが大きな問題となった現在私たちトーハツは、
その答えの一つとして「TLD I (2ストローク直噴)方式」を選びました。潮風に吹かれながら きらめく大海原を
軽快に駆け巡るためには、「軽量」で「コンパクト」しかも「パワフル」なクリーンエンジンが必要だと考えたからです。
美しい自然を守りたいという気持ちと、技術への飽くなき探究心が「TLD I 」を世に送りだしたのです。
EPA(米国環境保護庁)・日本舟艇工業会自主規制の定める2006年度排気ガス規制を楽々クリア、排気ガスに含まれるHC
(炭化水素)・NOx(窒素酸化物)を大幅にカット、環境に優しいことはもちろん“お財布”にも優しい低燃費をも実現しました。

フィッシングの時などに長時間 使用される事が多い“中低速域”では、より低燃費でよりクリーンな運転を
実現するために、エンジンへの吸気を層状吸気として、希薄燃焼をさせています。これによって、中低速域での
燃料消費量を従来型2ストローク船外機に比べて最大70%カットという同クラス4ストローク船外機をも凌ぐ低燃費を
実現しています。 それでは、高速域はどうでしょう、限り無く続くかのような加速を生み出すパワーの秘密は、
燃焼室内で混合気が均一となるように予混合吸気を行うことにあります。 これらの複雑なエンジン制御は、各種のセンサー
がとらえる情報をもとにTLD I の頭脳であるECUが、瞬時に判断して行う「燃料噴射量」「噴射タイミング」「点火時期」の
コントロールによって行っているのです。 また、点火方式には、インダクティブ点火方式を採用。
これによってスパークプラグの点火持続時間を長くして、より確実に燃焼室内の混合気を燃焼させているのです。

1分間に約6,000回作動するインジェクターは非常に短時間の内にエンジンにとって最適な混合気を作り出さなければ
なりません。 そのためTLDI 方式では、エアアシストシステムを採用しました。このシステムでは、
まず燃料であるガソリンを燃料ポンプで加圧し、エアーコンプレッサーで生み出される圧縮空気によって
エンジン内部に直接噴射します。ここで、ポイントとなるのが 燃料がエンジン内部へ送られる前に空気と
混合されるという点です。 これによって、燃料はエンジン燃焼に適した超微粒子化されて非常に高効率で
クリーンな燃焼を可能としているのです。

エンジン各部に配されたセンサーとECUは、航行時のためだけのものではありません。
これまで、「カン」や「コツ」が必要だったエンジン始動時のチョークやスロットルの操作を船外機自身が制御してくれるのです。
これにより、いかなる環境のもとでも速やかなエンジンスタートが出来ます。また、デッドスロー時のエンジン回転は、
メインキースイッチのワンタッチ操作で700・800・900回転の三段階に変更でき、好みのトローリング速度を選択することが
可能です。さらに、希薄燃焼を可能としたことによって排気の煙や臭いを大幅にカットしています。

「TLDI」、このクリーンで低燃費 しかも、静かな素質を持つエンジンに、過酷な条件のもとでの
使用にたえうる耐久力を与えました。EPA(米国環境保護庁)・日本舟艇工業会自主規制の定める2006年排気ガス規制を
クリア。 光化学スモッグの発生源となる炭化水素(HC)値を大幅に削減しています。
![]() |
*CARB(カリフォルニア州大気資源局)の2008年排出ガス規制 | ||
![]() |
|||
![]() |
*EPA(米国環境保護庁)の2006年排出ガス規制 |







