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社長の「平成21年度 年頭ご挨拶」を掲載しました。

2009.01.01
お知らせ

代表取締役社長  金子 満

 平成21年の輝かしい新春を迎え、謹んでお慶びを申し上げます。
日頃ご支援を頂いております多くの皆様におかれましては、新春を迎えられ夢の実現できる幸福な年になるよう期待に胸をはずませておられることと存じます。
 年頭にあたりましてひとことご挨拶を申し上げます。
 さて、昨年は自然災害、特にミャンマーでのサイクロン、中国における四川大地震、日本の東北宮城地震が発生し、甚大な被害を及ぼしました。自然災害の力の大きさを改めて認識させられましたが、その後被害を受けられた方々は大きな被害にもめげず、力強く立ち上がり復興が進み、新しい年を迎えられた事を考えますと感銘を覚えます。
 一日も早い完全復興を願うものであります。
 一方、昨年はアメリカのサブプライムローン問題の再燃に端を発した百年に一度と言われる金融危機が発生しまして、9月頃から深刻化し景況感が急激に悪化してまいりました。米国ドルの信認をゆるがす、世界同時不況の様相を呈してきており、現在もその真っただ中での厳しい年明けとなりました。これらの事象は性格が異なるものであり、起こった時に如何に被害を最小限に留められるか、如何に日頃の備えが大切かを教えられた一年でもありました。新しい年を迎え、自然災害の少ない平穏な年であるよう祈りつつも、景気後退局面の底打感がいつになるのか大変見極めの難しいところでございます。このようない状況の中で、弊社は、設計から製造、販売までのプロセスを見直し、時代の変化に適合した地球環境に優しい製品の供給を進めてまいりました。一時的な原油価格の高騰は、落ち着きを取り戻し、材料の鋼材等も需要ピークを超えたことから変化が見られますが、製造メーカーのおかれた環境は厳しく、多くの変化はないであろうというのがおおかたの見方でもあります。おかげさまで弊社の船外機は昨年生産累計250万台を達成することが出来ました。又、消防ポンプでは時代のニーズにより開発した業界初の4ストローク消防ポンプが好評を頂いておりまして、これらの記録、開発の実現は弊社製品をご愛顧頂いている皆様、お取引様各位のご支援によるものと改めて感謝を申し上げます。大変厳しい環境ではありますが、製造メーカーを取り巻く背景を読み、お客様のニーズをお聞きする中で、更にご満足頂ける製品とサービスを今年も提供してまいります。又、将来展望にも目をむけ、ますます厳しくなるであろう環境保全、省資源化を最重要視した先行研究も更に加速していかなければなりません。生命と財産を守る消防ポンプ、海の魅力を満喫できる船外機が更に全世界の人々の身近なものとなり、お客様に安心・安全・満足・信頼を与えるというメーカーの責任を果たしてまいります。
 「スピード」「チャレンジ」「ヒューマン」のキーワードともとにトーハツは今年も変化を続けます。
 本年も皆様方の倍旧のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
 最後になりましたが、新しい年が皆様、並びにご家族様にとりまして良い年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。